ピアニスト廣田ゆりの部屋

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若き日の尾田悟さん

テナーサックスの尾田悟さんが、88歳で、先月お亡くなりになりました。
「ジャズはその日の出来心」
これは、尾田さんが1993年に出版された自伝
酒とバラの日々〜俺のJAZZ人生50年」(エフエー出版)
の中の言葉です。

ここ5年ほど、毎月1回、尾田さんとライブをご一緒していました。
年も離れているし、大ベテランのミュージシャンの方ですが、
一緒に演奏する時は、いつも長なわとびを一緒に跳んでいるような(!?)、
はしゃいだ気持ちにさせられて、
お客様には、「いつもうれしそうに弾くねえ」とからかわれてました。

亡くなるちょっと前は、曲名が出てこなくて、
「Bb」の一言と、テンポを示すだけになることもありましたが、
曲が始まって、
時にツボにはまると、
天高く、軽やかに飛翔するテナーサックスに圧倒されることしきりでした。

自伝では、
海軍軍楽隊で、特攻隊を軍艦マーチで送り出していた苦い思い出から、
戦後ジャズとの出会い、日本のジャズ隆盛の華やかなりし時代のこと、
そして、モンタレージャズフェスティバル出演で注目され、
ハンク・ジョーンズと友情を深めていった話など、
それはもう痛快な、戦後ジャズを生ききった尾田さんの冒険譚に
今ジャズを志す人なら、胸躍るエピソードがいっぱいです。

こんな素晴らしい人とご一緒できていたのは、
私の音楽人生の宝です。

今、尾田さんは、天国で、ハンク・ジョーンズさんとセッションしているのでしょうか。
ご冥福お祈りします。

花とともに







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お客様から教えていただいたのですが、
私のCD「ノミのサーカス」の中の「fun time!」が、
「なんでも鑑定団」でBGMとして使われていました。
31分50秒から断続的に3回に分けて流れます。
おばあちゃんにもらったブリキのおままごとセット、という
これ以上ないくらいぴったりの映像に乗せて(^_^)




それにしても。
以前、銀星楽団の曲も、みのもんたさんのお昼の番組のジングルとして、毎週流れていましたが、
テレビに使われたからって、なぜかお金が入るわけじゃないんですよね。
使ってくれるのはうれしいので、
わざわざ請求しようとは思わないけど、
せめて、クレジットくらいしてくれたらいいのになあ。。。
と思います。
テレビ業界の謎。
著作権業界の謎。

という愚痴はさておいて。

nomino quartet 20160913

先日の、代々木NARUでのNomino カルテット、
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。

オリジナルたっぷり、
スイング感たっぷり、
粋でロマンチック、ちょっとユーモラスな音楽空間を、
共有できた幸せなライブでした。

今回のライブは、全体の構成や進行を、ギター平岡遊一郎さんにお願いしたので、
普段の私のライブとは違った、曲順、進行になり、
とても新鮮でした。
平岡さんは、数年前に、ボーカル村上ゆきさんのCDで、
そのアレンジメントやギターの素晴らしさに一目(耳?)惚れし、
以来、共演できたらうれしいなと思っていたギタリストさんです。
代々木NARUでボーカリストさんの伴奏をご一緒するようになってからもう数年経ちますが、
今回こんな風に自分の音楽を一緒にできて、
とても感慨深いです。

そして、天鵞絨(ビロード)の音色のバイオリン、三井大生さんと、
銀星楽団以来のおつきあい、ベース佐藤有介くんにも、とっても助けられました。

しばらくこの感じのライブの予定はないのですが、
ちょっと充電して、またお耳にかかりますので、是非是非また聞いてくださいね。









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ノミノカルテット フライヤー

ジャズ・ミュージシャン生活の醍醐味は、

昨日まで知らなかった人と、ある日の1曲の演奏で突然意気投合したりすることで、
たとえ、普段の会話が特に弾むわけではなくても、
共通の話題があるわけではなくても、
めちゃめちゃ年が離れていたとしても、
なぜか一緒に演奏すると、何十年来の友人のような気がしてしまうことです。

その共有するものを言葉に表現してもいいのですが、
逆に、その深くていちばん大事なところは言葉にはできないので、
(それだからこそ「音楽」なのですけど)
もし、それを楽器のできない人が共有してくれるとしたら、
一緒の空間で聴いてもらうのがいちばんだと思うのです。

もちろん、そんな幸せが、ずっとずっと続くことはなく、はかないものなのですが、
だからこそ、一緒の空間にいるときには、その瞬間を大事にしたいですよね。

来週火曜日は、nomino quartetライブ、代々木NARUでいたします。
nominoとは、イタリア語で、酒が好きな蚤のことを言います。

嘘です。
遊びに来てください。


9/13(火)代々木NARU(03-3370-8154)
Nomino Quartet 今月イチオシ!
  with 平岡遊一郎(ギター)三井大生(バイオリン)佐藤有介(ベース)
 
昨年、私のCD「ノミのサーカス」の録音で知り合った
 4人の酒ノミによる極上のアンサンブル。 
 旧き佳きジャズエイジの音楽をお楽しみください。

 2sets(①19:30~ ②21:15〜 ¥3800+オーダー






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9/13(火)代々木NARU
 Nomino Quartet
 (平岡遊一郎(ギター)三井大生(バイオリン)佐藤有介(ベース))


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160824サニーサイド

昨晩24日のサニーサイド、
お越し下さいました皆様、どうもありがとうございます。
シンプルな歌モノのスタンダード
(可憐で小粋な
 I know why とか、I'm Confessin' とか、
 I was doing allrightとか、You're getting habit with me とか。。。
 In the wee small hours of the morning とか、 It's a pity to say Good night とか。。。
 タイトル長っ )
を、あえてあまりアレンジもせず、演奏するという企画でしたが、
どっしりスイングするベース大表秀具さん、ドラムス岡田朋之さんに支えられ、
とっても気持ち良く演奏させていただきました〜。
なんだか、自分のやりたいことが急にハッキリしたような気がした幸せなライブでした。

写真はお客様、ライブ絵師のエディローズさん撮影。
そして、私が持っているのは、ライブ中に描いていただいたイラストです♪




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Live News! 

8/24(水)高田馬場サニーサイド スタンダードトリオ(大表秀具(B)岡田朋之(Ds))

9/13(火)代々木NARU
 Nomino Quartet
 (平岡遊一郎(ギター)三井大生(バイオリン)佐藤有介(ベース))


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カズオ・イシグロ「夜想曲集」(早川書房)という本を読みました。
「音楽と夕暮れをめぐる五つの物語」という副題がそそる短編集で、
「天才」とか「超メジャー」とか、
「一音弾いた途端、世界が彼にひれ伏した」とか、ではない、
街場の普通(?)のミュージシャンの、
味わい深い音楽的体験を描いたものです。

「普通」、というのは、つまり、
ベネチアのサンマルコ広場のカフェで、
1日に9回も「ゴッドファーザー愛のテーマ」を演奏しなければならないような
そんなお仕事をしているミュージシャンのことですが、

そんな時、客席に、昔自分が熱烈に聞き込んだ大歌手を発見して、
たった一度だけ、一緒に演奏する機会に恵まれる。。。なんて話が描かれています。
曲目は「恋はフェニックス」「I fall in love too easily」「One for my baby」。
ドキドキするなあ。

全体的にビターなトーンなのですが、
切り取り方が絶妙で、私は大好きです。

例えば、往年の大歌手は、
「母はシナトラよりあなたの方がいいと言っていました。」
と言われると、微妙な顔をして、自分は今や、「過ぎ去った時代の老歌手」なんだとつぶやくけれど、

冷戦時代のポーランドで育ったギタリストにとって、今でも老歌手は、偉大なままだし、
共産圏では入手困難な貴重なレコードで、「自由の国アメリカ」の音を楽しんだ、その時のままの
甘い歌声と共演するのは、素晴らしい瞬間だったに違いない。

もっとも、この作者ですから、ハリウッド調の感動的な描写は一切ないのですが。

他にも、
地味なルックスがネックになって(?)売れないサックス奏者が、
整形手術する話とか、好き。

こんな嵐の晩には是非。おすすめです。



















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Information

廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)プロフィール

    ジャズピアニストとして都内ライブハウスに出演しつつも、スウィンギー&スウィートな音楽性で、ノスタルジックポップスバンド「黒船レディと銀星楽団」、エキゾな「モスランズ」、ビッグバンド「Gentle Forest Jazz Band」のCD、ライブに参加するなど、
    ユニークな活動を続けている。

    「古本屋のワルツ」に代表される、古い映画音楽のような、ロマンチックなメロディメイキングのセンスに高い評価がある。

      現在はバイオリンとコンガを主軸としたライブシリーズ「超素敵音楽会〜月夜の散歩」が好評。

    リーダーCDに「ザ・ローリング・リリ~リリー婦人の7分半ピアノロール」(2009)、「ノミのサーカス」(2015年8月)など。

    大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。

    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。昼間のビール、夜更けのワイン。

    レッスンもいたします♪
    生徒募集中。
    Contact
    hiro-yuri@m3.dion.ne.jp
    (ハイフンをとってご連絡ください)

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