ピアニスト廣田ゆりの部屋

ジャズピアニスト廣田ゆりのサイト。

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これは自分で楽譜を書いていないボーカリストさんに多いのですが、
ここんとこ、コードを変えていいですか?
と訊くと、過敏に反応される方がいらっしゃいます。
「えっ。間違ってましたか?!!!!(汗汗)
 気をつけてたんですが、本当に、すみませんすみません~!!!!」

いえ、間違ってたりすることもありますが、そういうことだけじゃなくて、
う~ん、そんな、アイデンティティに関わるような、そんなに大したことじゃなくて、
あ、でも結構重要な問題でもあり。。。。



譜面て、地図みたいなもんだと思うのです。

タクシーに乗って、運転手さんに手書きの地図を渡して、
「ここにいってください」と言ったとき
「あ~、この道は今ねえ、工事中だから、コッチからいってもいい?」
くらい、の感じです。

さらに言えば、
「お客さん、この地図だと、すぐ環七に出れることになってるけど、実はかなり距離あるよ」
とかね。
縮尺が間違っているとか、道の幅(♪の長さ)が正確に書いてないとかね。
別に個人のアイデンティティにはかかわらないけど、目的地まで事故らずに到達するためには、
結構重要なことだったりするじゃないですか。


さらに言えば、
「あの公園沿いの道を通って、お濠ばたから東京駅を眺めてから、銀座に着いてほしい」、
という、景色重視の複雑なコードの地図をもってきている人でも、
本人が自分のおしゃべりに夢中で、この人にとって、実は景色はあまり関係なさそうだな、とみたら、
事故の少ない広くてわかりやすい道を通っちゃうこともあります。

もしくは、逆に、「今日のお客さんは美人さんだから、海が見える道を通ってあげよう♪」
「えっ。私、潮アレルギー(?)だから、わざわざ海を通らない道を指定しているのに~。これじゃ歌えないわ!」
なんてことも。。。。(どんな事態だ。。。)



個人運転じゃなくて、相方(ベーシストとかギタリストとか)と駕籠かき(?)やっているときも、
渡された地図を見て、あっ。コレだと、ひとんちの庭を横切らなきゃなんないじゃん、とわかった瞬間、
目くばせして、道のあるところに軌道修正したりしています。
でも相方と目が合わなかったりすると、お互い違う方向にそれようとして大事故になったりすることもあります。

高速の曲のときに、エンディングに飛ぶコーダマークの場所がちょっとずれていただけで、
「あ~。今のインターで降りるはずだったのに、もう車線変更するには遅い。。。」みたいなことにもなります。


だから、地図はわかりやすく、読みやすく書いてあると、ありがたい。
お互い事故のないように、そして、景色を楽しむんなら、一緒に楽しめたほうがいいし、
目的地にいくだけで精一杯なら、広くて間違いのない道を選んだほうが、Happyだと思うし。。。

たまにライブをみにいくと、
「その地図で、そこまでワープできる???!!」っていうようなスゴい事態も起きていて、
びっくりすることがあります。
しかも、そんな宇宙旅行に出ておきながら、アポロ11号のように、事故なく地球に戻ってくる、NASA級ミュージシャンがいるので、
ホント、ジャズってすごい、って思います。

例え話がいきすぎて、なんのことやらわからなかった方、すみません。
なにが言いたいかというと、
譜面は地図みたいなもんだと思う。

ということでした。







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コメント

旅の設計は楽し♪。

ジャズと言う音楽の素晴らしさの神髄ですね。

あんとんさま

私も宇宙に行けるようになりたいで~す。

  • 2013/08/05(月) 17:21:33 |
  • URL |
  • ヒロタ #-
  • [編集]

お初です

歌から初めて最近は下手なピアノも習っている身としては分かります。元の譜面からそのまま取ってると、ここでこのコードだと歌いにくいというのはよくありますよね。それかれ、練習してる弾き語りの曲だと自分でテンション入れても歌えるんですけど、初めて伴奏してもらった人が、初めて聴くテンションを弾かれると、エッと音が取れなくなる時があります。広田さんのセッションは以前からチェックしてるので、そのうちお邪魔したいとおもってます。

jvocal さま

初めて聴くテンション。ということは、それは、まわりの音がよく聞こえている(景色がみえている)ということですよね。
それもジャズの醍醐味ってことで、楽しんじゃえるといいですよね。

セッションぜひぜひ!遊びにきてください。

  • 2013/08/06(火) 10:23:37 |
  • URL |
  • ヒロタ #-
  • [編集]

なるほど

>それは、まわりの音がよく聞こえている(景色がみえている)ということですよね。

昔はイッショクタに音の固まりとしか聴こえてなかったのが、最近は多少一つ一つの音が聴こえるようになったかもしれないです。テンションも自分がピアノで練習した使い方、音だと「あー、あれ弾いた」と分かるんですけど、初めての出現だと??となってしまいますが。でも、そのシチュエーションを楽しめるようになれるとホント楽しいと思います。

譜面という名の地図

はっ、そうですね。確かに、御一行様の、曲という名のツアーの地図かもしれません。なるほど!!うーん、すごい納得できて、なにか嬉しいです。ありがとうございます。

  • 2013/08/07(水) 04:26:51 |
  • URL |
  • Mino #-
  • [編集]

jvocal さま minoさま

演奏が終わったあと、ミュージシャンが握手するのは、「今日もいろいろ事故もあったけど、一緒に乗り越えましたね~」という意味もあるのだと思います。
言葉にはしないけど、あそこでスベっちゃったね、とか、あんな景色があったよね、とか、共有できると、それだけで演奏するのは楽しいですよね。

  • 2013/08/07(水) 12:03:00 |
  • URL |
  • ヒロタ #-
  • [編集]
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廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)プロフィール

    ジャズピアニストとして都内ライブハウスに出演しつつも、スウィンギー&スウィートな音楽性で、ノスタルジックポップスバンド「黒船レディと銀星楽団」、エキゾな「モスランズ」、ビッグバンド「Gentle Forest Jazz Band」のCD、ライブに参加するなど、
    ユニークな活動を続けている。

    「古本屋のワルツ」に代表される、古い映画音楽のような、ロマンチックなメロディメイキングのセンスに高い評価がある。

      現在はバイオリンとコンガを主軸としたライブシリーズ「超素敵音楽会〜月夜の散歩」が好評。

    リーダーCDに「ザ・ローリング・リリ~リリー婦人の7分半ピアノロール」(2009)、「ノミのサーカス」(2015年8月)など。

    大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。

    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。昼間のビール、夜更けのワイン。

    レッスンもいたします♪
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