ピアニスト廣田ゆりの部屋

ジャズピアニスト廣田ゆりのサイト。

 だいぶご挨拶が遅れてしまいましたが、11月6日金曜日の渋谷Jz Bratでの「黒船レディと銀星楽団」の活動休止前ライブ、たくさんのご来場ありがとうございます。

09/11/6 Jz Bratginnsei
写真撮影と写真内に写っているアニメーションは大野一興さんによるものです。ぜひクリックして全貌をご覧ください!
(私は左端にちょこっとだけうつっております)


セットリスト詳細は黒船レディちゃんのブログをどうぞ!

 今回は、1セットめは基本メンバー4人(黒船レディちゃん、私、ギター古森貞之くん、ベース玉木勝くん)に加えて「音の魔術師」のパーカッションの則包桜ちゃんというシンプルな編成で、「古本屋のワルツ」「Moon & Mars」などバンドの代表曲や、私の飛び道具(!)メロディオンを駆使した「色鉛筆のタンゴ」などをお送りしました。が、それにプラスして、なんと、映像とのコラボレーションという新しい試みにチャレンジしました。

 銀星楽団で定期的に出演していた二子玉川のライラというお店で出会った、イラストレーターの大野一興さんという方と、歌に映像をつけたいよね、という話はお酒のついでにでていたのですが、今回お願いしてみたら快く承諾してくださり、どうです!こんなすばらしい映像(これアニメなんですよ)をつけてくださいました。

アニメをつくっていただいたのは、「亡き王女のためのパヴァーヌ」「Bandoneon」の2曲から「古本屋のワルツ」の導入部までですが、実はこれ、届いたのが当日の夕方で、リハのときちょろっと見ただけで、あとは曲始まりの打ち合わせだけで本番にはいってしまったのです。
 そういうわけで、当日はアニメの全貌を詳細にみることはできなかったのですが、お客様の雰囲気で、あ、なにか今起こってるな~、というのはわかりました。その感動を味わうために、私も「バンドネオン」の映像だけは、あとでみせていただいたのですが、予想以上のとっても素晴らしい内容でした(この写真で伝わりますよね?)。

 2セットめは管楽器4本(フルート&テナー羽根渕道広くん、バリトンサックス菅野浩くん、トロンボーン相内昭徳くん、トランペット茅野嘉亮くん)とドラムス(大澤公則くん)をいれて華やかなスイングナンバーを中心にプログラムを組みました。実は、リードのパートを吹いてくれていた石川周之介くんが急病&入院でこれなくなってしまい、急きょエキストラで羽根渕くんに前日に譜面を渡してきてもらったという裏事情があったのですが、しかし、当日のリハだけだったにもかかわらず、すばらしい演奏をしてくれました(周之介くんはその後無事退院しましたのでご安心ください。)

 この日のためだけ、ではありましたが、「fun time!」、「ツバメ」(3月に退団したギター塩川くんの曲です)に新しくホーンアレンジを書き、3管アレンジだった「上海」を新たに4管用に書きなおしたので、2セットめの管いりの曲は全部で7曲(アンコールのトリステーザもいれれば8曲)になりました。
 特に「ツバメ」なんかは管がはいったことによって全然違うイメージになったと思っています。う~ん、このバンドで初めていちからホーンアレンジに取り組んだにしてはがんばったなあと思います。管いりの曲は楽しいので、ちょっと癖になりそうです。

 今回のライブでもうひとつやりたかったことは、デュエット曲です。塩っちがギターを弾いてくれてたときにはコーラスのある曲もありましたが、最初から最後までがっつりふたりとも歌いっぱなし、というのを一度やりたかったので、それを今回実現してみました。
 歌ってくれた相方シンガーは、矢舟テツローくん。ジョージ・フェームやベン・シドランといったあたりのおしゃれなテイストの歌が魅力の日本には珍しいタイプの男性シンガーで、ふだんは弾き語りをしていますが、今回は立ってマイクを握ってもらいました。イケメンです。
 曲は、「Doodlin’ Song」と、この後におよんで新曲(!)で「fun time!」。私がさきに発表したピアノロールのアルバムにいれたオリジナルに手をいれてデュエット用にしてみました。

 それにしても、何度もの打ち合わせにいやな顔もしなかったブッキングマネージャーさん、早くからのリハにつきあっていただいた音響さん、直前に届いた映像にもかかわらず、完全にタイミングをあわせてくださった照明さん、など、Jz Bratスタッフさんはみなさん本当にエクセレントで、私たちの足りないところもフォローして最高の環境をつくっていただき、本当にありがたかったです。また別の機会にお世話になれるといいなと思います。

Jz kanban
こんな看板をつくってもらいました。カッコイ~。


 メンバーのみなさんも、度重なるリハにみっちりつきあってくれて大感謝でした。キメが多いから大変なんだ、銀星楽団は。
 だけど、本番、みんな楽しんでくれたみたいなので、こういう大所帯バンドって、大変だけどほんとにイイなあ、と思いましたよ。
 


 

 ところで私の「銀星楽団からの卒業」については、多くの波紋を呼んだみたいで、驚かせてしまってすみません。
実は史ちゃんのおめでたがわかってからしばらくの間悩み、割と早い段階で史ちゃんとも話し合って決めたことだったのですが、サポートで来てくれているバンドメンバーの士気にもかかわることだったので、しばらくは伏せていたのでした。

 もっとも、当初は結婚したらすぐ史ちゃんが富山に帰ると言っていたのが、しばらく東京にいられることになったので、私もひょっとしたら続けられるんじゃないのかな?と思ってぎりぎりまで悩み続けていたというのもあるのですが、この数か月の活動を通して、やはり難しそうだなということがわかったので、とても残念なのですが、さきにごあいさつしましたように退団を決めることとなりました。

 ブログでのごあいさつは1週間前くらいを考えていたのですが、結構直前もばたばたしていて、結局1日前にアップすることになり、結果当日初耳だった方には驚かせてしまってすみません。

 7年前、まわりが八方ふさがりのような毎日を送っていた当時に参加し始めたバンドでしたが、結果、私にとっては神様からの贈り物のようにも思える大事な大事なバンドになりました。
 いつか道が分かれる日はなんとなく予感していたのですが、それが史ちゃんのおめでたがきっかけだったというのは、なんとなく、幸せなエンディングかなあ、とほっとしたような気持ちです。港でずっと待っていられればいいのですが、それをする余裕がないのは残念ですが。。。

 でも、史ちゃんに新しく幸せな旅立ちがあるように、私も新しく音を追求する旅に出ようと思います。
 銀星楽団時代に応援してくれていたお客様にも、また新しい音楽を聞いてもらえるように、私もがんばっていこうと思います。


 ライブが終わってから1週間くらいして、当日お客様に配ったというポストカードを見せてもらいました。
 これは、銀星楽団のチラシやDVDジャケットでおなじみのイラストレーターのマリマリちゃん(私の名刺のデザインもやってもらってます)の描き下ろしなんですが。
 楽団が乗った黒船が「緑の表紙」の本に吸い込まれていく図柄で。
 なんだか泣きそうになりました。
 

 
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廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)プロフィール

    ジャズピアニストとして都内ライブハウスに出演しつつも、スウィンギー&スウィートな音楽性で、ノスタルジックポップスバンド「黒船レディと銀星楽団」、エキゾな「モスランズ」、ビッグバンド「Gentle Forest Jazz Band」のCD、ライブに参加するなど、
    ユニークな活動を続けている。

    「古本屋のワルツ」に代表される、古い映画音楽のような、ロマンチックなメロディメイキングのセンスに高い評価がある。

      現在はバイオリンとコンガを主軸としたライブシリーズ「超素敵音楽会〜月夜の散歩」が好評。

    リーダーCDに「ザ・ローリング・リリ~リリー婦人の7分半ピアノロール」(2009)、「ノミのサーカス」(2015年8月)など。

    大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。

    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。昼間のビール、夜更けのワイン。

    レッスンもいたします♪
    生徒募集中。
    Contact
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