ピアニスト廣田ゆりの部屋

ジャズピアニスト廣田ゆりのサイト。本人が参加しているノスタルジックジャズバンド「黒船レディと銀星楽団」のサイトにもリンクしています。

今週はちょっと美術づいています。美術展2件いってきました。ひとつは、渋谷BUNKAMURAでやっているポーラ美術館の印象派絵画展、もうひとつは銀座松屋でやっている「ミヒャエル・ゾーヴァの世界展」です。両方おすすめですよ!

ポーラ美術館の方は、目玉がルノアールの少女像なのですが、初々しい美しさが匂いたつような素晴らしい作品でした。で、それを見ながらふと思い出したのは「青い小魚」。

私の実家にはルノアールの複製画があり、私が子どもの頃にはピアノの上にそれがかかっていたので、よく眺めた覚えがあるのですが、いつも不思議に思っていたのは、「なんであの子は頭にサカナをくっつけているのだろう?」

件の絵画は「青いリボンをした髪の長い少女像」(正確なタイトルは知らないのですが)で、おそらく3人の娘をもつ私の両親が「女の子らしく育ってほしい」という思いをこめて飾っていたと思われるのですが、私には女の子の頭の青いリボンがどうしてもサカナにしかみえず、その不可思議ばかりが気になってしまい、だから今でもルノアールの少女像をみると、なぜか「青い小魚」を思い出すし、逆に「青い小魚(ウメイロモドキとか?)をみると、ルノアールを思い出すのです。両親の狙いとは若干ずれたスリコミがされちゃったわけです。

それで思いだしたのですが、もうひとつ、子どもの頃にやった勘違い。
 「はなのすきなうし」というスペインの絵本があるのですが、その冒頭で「はなのすきなうしはコルクの木の下で昼寝をするのがだいすきでした」というシーンがあって、ワインのコルクが鈴なりになっている樹の下で牛が寝ている絵がついていました。まあ、冗談で書かれた絵だったと思うのですが、私はコルクというのはその絵に書かれたとおり、ワインの栓の形で木に実るものだとつい最近まで本気で信じていたのです。絵本の教育効果(?)は侮れません。

今日見たドイツの絵本作家のミヒャエル・ゾーヴァの原画展は、そういう意味では「おいっっっ」とつっこみたくなるような絵で一杯でした。うさぎの王子様が「ヒョウがら」のパンツはいているし、ペンギンは空を飛ぶし、ブタは走り幅跳びが得意だし....。今になってみると、ホントのことが書いてあるより、そっちの方が楽しいけど。

他にも、「空耳シリーズ」で、有名な歌の一節を聞き間違えたとおり絵画化したものなどは、ドイツの歌だから元ネタは不明だけどかなりシュールな世界でした。これってつまり「うさぎ美味し」とか「眠る杯」(BY 向田邦子)とか「重いコンダラ」とか、そういうことなんですよね.....?
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コメント

「はなのすきなうし」って、ディズニーの短編の「牡牛のフェルディナンド」の原作ですな。

  • 2006/02/10(金) 22:03:25 |
  • URL |
  • サスケハナ #-
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サスケハナさん、ようこそ!

えっ!あれってディズニーアニメになっているの....?でもまさかディズニーではあんなシュールなコルクの木は出てこないのでは.....?
 私が読んだのは、あのものまねこざるのジョージの本のシリーズと同じ、小さめの薄い、ホラ、あのシリーズの本なのですが....。

 ディズニー。さがしてみようかな。

 

  • 2006/02/12(日) 01:37:40 |
  • URL |
  • ヒロタ #-
  • [編集]

1938年の短編ですからね。コルクの木は観てのお楽しみ。
最近では以下のタイトルに入ってるようです。

DVD とっておきの物語/三匹のこぶた VWDS-4742
VHS アカデミー賞短編集

短編だと、長編のオマケにくっついて入ってたり、
短編集でも商品名を変えてたびたび再発したりとややこしいので、
レンタル屋だとこまめに探さないと見つけにくいと思います。
このへんの商売の仕方がいやらしいんだよなー。

  • 2006/02/15(水) 09:05:07 |
  • URL |
  • サスケハナ #-
  • [編集]
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廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    音楽好きの両親と2人の姉のもと、5歳でクラシックピアノを始める。5年で挫折。でも譜面を見ないで弾くのは大好きだった。

    10代で映画にハマリ、名画館通いしているうちに、なんだかむちゃくちゃ気になる音楽があって、しばらくわからなかったのを、誰かがジャズだと教えてくれた。さっそく学生時代はビッグバンドのサークルに入って、でもなぜかトランペットを吹いていた。

    卒業後は就職してバブルOL生活に突入。まじめに働いていた(つもり)が、向かなかった。会社に行きながらまたジャズを、今度はピアノで始めようと思い、ジャズピアニスト元岡一英氏に師事、そのあたたかく雄大な音楽性に影響を受ける。阪神大震災のあった年「人はこの世の中からいなくなってしまう存在」だということをやっと実感し、やりたい音楽をやるためにOLをやめた。

    95年頃よりプロ活動を開始。ソロ、ピアノトリオ、シンガーの伴奏など、ジャズ・ピアニストとしての精進は続行中。

    2003年春、ボーカリスト「黒船レディ」(水林史)に誘われて銀星楽団に「リリー婦人」として参加。楽曲の提供を始め、今日にいたる。2006年10月「古本屋のワルツ」をリリース。

     大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。
     
    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。

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  • Author:廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
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    音楽好きの両親と2人の姉のもと、5歳でクラシックピアノを始める。5年で挫折。でも譜面を見ないで弾くのは大好きだった。

    10代で映画にハマリ、名画館通いしているうちに、なんだかむちゃくちゃ気になる音楽があって、しばらくわからなかったのを、誰かがジャズだと教えてくれた。さっそく学生時代はビッグバンドのサークルに入って、でもなぜかトランペットを吹いていた。

    卒業後は就職してバブルOL生活に突入。まじめに働いていた(つもり)が、向かなかった。会社に行きながらまたジャズを、今度はピアノで始めようと思い、ジャズピアニスト元岡一英氏に師事、そのあたたかく雄大な音楽性に影響を受ける。阪神大震災のあった年「人はこの世の中からいなくなってしまう存在」だということをやっと実感し、やりたい音楽をやるためにOLをやめた。

    95年頃よりプロ活動を開始。ソロ、ピアノトリオ、シンガーの伴奏など、ジャズ・ピアニストとしての精進は続行中。

    2003年春、ボーカリスト「黒船レディ」(水林史)に誘われて銀星楽団に「リリー婦人」として参加。楽曲の提供を始め、今日にいたる。2006年10月「古本屋のワルツ」をリリース。

     大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。
     
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