で、関連あるような、ないような?でも、ミュージシャンがでてくる私の大好きな絵本の話です。

1冊目は、何年か前に古本屋で買った「うみべのまちのタッソー」(ウィリアムズ・パパズ作/神宮輝夫訳/らくだ出版/定価1400円/でも350円だったの!)。
舞台はギリシャの海辺の町で、主人公の少年タッソーは妹と漁師のお父さんと3人暮らし。家計を助けるために、町のレストランでタッソーはブズキという楽器を弾き、妹は給仕をして幸せに暮らしています。でもレストランのオーナーが、最新式のジュークボックスを買ったためにタッソー少年はあわや失業...?!というあたりから、お話は昨今の日雇いミュージシャンにとても身につまされる展開になっていくのでした。ブズキって、アテネオリンピックの閉会式でチラっと見たんですが、なんだかマンドリンの親戚みたいな楽器です。
コレ、いい絵本ですよ〜。絵がきれいで、ブズキにあわせて踊る酔っ払いのおじさんたちが楽しそうで、私はギリシャ音楽あまり知らないので、どうしてもコレ読むとショーロ(ボサノバのクラシック)が聞こえてきちゃうんですけど。

↑(右端で男の子が弾いているのがブズキです)
そしてもう1冊は、ご存知「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治作)。練習に明け暮れるミュージシャンの日常をリアルにつづった名作です。
必死に楽器の練習をしていると、毎晩違う動物がやってきて、「きたいにおくれるねえ」(byタヌキ)だの「あなたのはいいようだけれどもすこしちがうんです」(byカッコウ)だの好き勝手言われて、読んでると自分のことのようにすげ〜クヤシイのですが、主人公はカンシャクを起こしつつもそれを乗り越えて、最後にはアンコールをソロでつとめあげるまでに腕をあげてしまうんです(エライ!)。
ちなみに私は、ゴーシュ氏を思って「インドの虎狩り」という曲をつくってしまったことがあります。もひとつちなみにゴーシュ氏が所属するバンドは「金星楽団」というんですよ。

