ピアニスト廣田ゆりの部屋

ジャズピアニスト廣田ゆりのサイト。本人が参加しているノスタルジックジャズバンド「黒船レディと銀星楽団」のサイトにもリンクしています。

今年の私のやってみたいことのひとつに、「ヴィジュアル(映像でも絵でも)に曲をつける」ということがあります。実は去年何本かお話をいただいたのですが、諸事情により実現にはいたらず、でも映画の音楽が好きでそこから入った者としては、いつかやってみれたらいいなと思います。

 で、関連あるような、ないような?でも、ミュージシャンがでてくる私の大好きな絵本の話です。
 
うみべのまちのタッソー


 1冊目は、何年か前に古本屋で買った「うみべのまちのタッソー」(ウィリアムズ・パパズ作/神宮輝夫訳/らくだ出版/定価1400円/でも350円だったの!)。
 舞台はギリシャの海辺の町で、主人公の少年タッソーは妹と漁師のお父さんと3人暮らし。家計を助けるために、町のレストランでタッソーはブズキという楽器を弾き、妹は給仕をして幸せに暮らしています。でもレストランのオーナーが、最新式のジュークボックスを買ったためにタッソー少年はあわや失業...?!というあたりから、お話は昨今の日雇いミュージシャンにとても身につまされる展開になっていくのでした。ブズキって、アテネオリンピックの閉会式でチラっと見たんですが、なんだかマンドリンの親戚みたいな楽器です。
 コレ、いい絵本ですよ〜。絵がきれいで、ブズキにあわせて踊る酔っ払いのおじさんたちが楽しそうで、私はギリシャ音楽あまり知らないので、どうしてもコレ読むとショーロ(ボサノバのクラシック)が聞こえてきちゃうんですけど。
 タッソー2

↑(右端で男の子が弾いているのがブズキです)

 そしてもう1冊は、ご存知「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治作)。練習に明け暮れるミュージシャンの日常をリアルにつづった名作です。
 必死に楽器の練習をしていると、毎晩違う動物がやってきて、「きたいにおくれるねえ」(byタヌキ)だの「あなたのはいいようだけれどもすこしちがうんです」(byカッコウ)だの好き勝手言われて、読んでると自分のことのようにすげ〜クヤシイのですが、主人公はカンシャクを起こしつつもそれを乗り越えて、最後にはアンコールをソロでつとめあげるまでに腕をあげてしまうんです(エライ!)。
 ちなみに私は、ゴーシュ氏を思って「インドの虎狩り」という曲をつくってしまったことがあります。もひとつちなみにゴーシュ氏が所属するバンドは「金星楽団」というんですよ。 このページのトップへ

Information

廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    音楽好きの両親と2人の姉のもと、5歳でクラシックピアノを始める。5年で挫折。でも譜面を見ないで弾くのは大好きだった。

    10代で映画にハマリ、名画館通いしているうちに、なんだかむちゃくちゃ気になる音楽があって、しばらくわからなかったのを、誰かがジャズだと教えてくれた。さっそく学生時代はビッグバンドのサークルに入って、でもなぜかトランペットを吹いていた。

    卒業後は就職してバブルOL生活に突入。まじめに働いていた(つもり)が、向かなかった。会社に行きながらまたジャズを、今度はピアノで始めようと思い、ジャズピアニスト元岡一英氏に師事、そのあたたかく雄大な音楽性に影響を受ける。阪神大震災のあった年「人はこの世の中からいなくなってしまう存在」だということをやっと実感し、やりたい音楽をやるためにOLをやめた。

    95年頃よりプロ活動を開始。ソロ、ピアノトリオ、シンガーの伴奏など、ジャズ・ピアニストとしての精進は続行中。

    2003年春、ボーカリスト「黒船レディ」(水林史)に誘われて銀星楽団に「リリー婦人」として参加。楽曲の提供を始め、今日にいたる。2006年10月「古本屋のワルツ」をリリース。

     大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。
     
    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。

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廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)

  • Author:廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    音楽好きの両親と2人の姉のもと、5歳でクラシックピアノを始める。5年で挫折。でも譜面を見ないで弾くのは大好きだった。

    10代で映画にハマリ、名画館通いしているうちに、なんだかむちゃくちゃ気になる音楽があって、しばらくわからなかったのを、誰かがジャズだと教えてくれた。さっそく学生時代はビッグバンドのサークルに入って、でもなぜかトランペットを吹いていた。

    卒業後は就職してバブルOL生活に突入。まじめに働いていた(つもり)が、向かなかった。会社に行きながらまたジャズを、今度はピアノで始めようと思い、ジャズピアニスト元岡一英氏に師事、そのあたたかく雄大な音楽性に影響を受ける。阪神大震災のあった年「人はこの世の中からいなくなってしまう存在」だということをやっと実感し、やりたい音楽をやるためにOLをやめた。

    95年頃よりプロ活動を開始。ソロ、ピアノトリオ、シンガーの伴奏など、ジャズ・ピアニストとしての精進は続行中。

    2003年春、ボーカリスト「黒船レディ」(水林史)に誘われて銀星楽団に「リリー婦人」として参加。楽曲の提供を始め、今日にいたる。2006年10月「古本屋のワルツ」をリリース。

     大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。
     
    趣味。月夜の散歩。古い洋館めぐり。お茶を飲むこと。本を読むこと。絵を見ること。

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