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ピアニスト廣田ゆりの部屋

ジャズピアニスト廣田ゆりのサイト。

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12/14(月)、2/4(木)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar


12月のスケジュールはコチラ

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スタン・ゲッツを好きになったのは、
あるジャズバーで、ライブ盤「Anniversary」がかかった瞬間でした。

1曲めの「エル・カホン」から、
リラックスしたライブ会場の雰囲気、空気感が店中に広がり、
特に、ピアニストの宝石のような音色とサックスの絡みが極上で、
すぐ、カウンターまで、アルバム名を確認しにいきました。

その後、スタン・ゲッツ、ケニー・バロンの組み合わせを求めて、
「Serenity」「Voyage」と聞き込み、
DUOアルバム「People time」にDUOの極意を教わっている最中に、
ゲッツの訃報を聞きました。

ぎりぎり、同じ時代を生きられた(?)んだなあ。

その後、「Sweet Rain」「Stan Getz plays」「Stan Getz and the Oscar Peterson trio」など、
どれも愛聴盤になっています。

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で、

引き続きスタン・ゲッツの伝記
「スタン・ゲッツ 音楽を生きる」(ドナルド・L・マギン/村上春樹訳)
を読んでいます。

先週のゲッツは、
レスター・ヤングに声をかけられて有頂天になった18歳の頃から、
ベイシー楽団やスタン・ケントン楽団の一員として、修業をつみ、
ベニー・グッドマンのロードに参加したり、ついには、
ウディー・ハーマン楽団の「フォアブラザース」となり、
「Early Autumn」のソロで大人気になるという
若干21歳の、意気軒昂なハンサムガイ。
読んでてワクワクの1週間でしたが、

今週に入ってからは、
私生活があまりにひどくて、
どんよりするため、なかなかすすみません。

なかなか進まないのは、
Amazon Primeでそれぞれの音源を聴きながら読んでるためもあり、
これはこれでなかなかいい時間です。
昔だったら、探し回って探し回って、やっと、と言うような
古くてマニアックなものもすぐに聞けるので、
今は、本当、便利で、ありがたいです。

それにしても、どの時代のゲッツも、本当に素晴らしい。
こんな音を出す人が、
アル中で奥さんを殴っていたなんて。。。

こんな音を出すために、魂の何かを削っては差し出ししていたので、
その埋め合わせに、お酒や薬が必要になってしまったのでしょうか。

もっとも、「Anniversary」は断酒後の作品なので、
お酒を断った後のゲッツの演奏も素晴らしさに変わりはないんですけどね。







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News! 6/11(木)高田馬場サニーサイドにて、スタンダード中心のリーダーライブいたします。
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先日、あるバーの仕事で、お客様がゼロになった深夜、魔の一瞬。
すごくいいギターのアルバムがかかりました。
ギターとベースのシンプルなDUOだけど、
夜の深さが怖くなくなるような、
ずっと聴いていたくなるような。
一緒だったヴォーカルさんとバーテンダー女子さんと3人、
うっとり聴きいった、いい時間でした。



ところで、そんな素敵なギタリストの法則。
「ジャズギタリストは上手くなればなるほど、女子が遠ざかる」
そのこころは、
「上手くなればなるほど、おじさんにモテるから」

往年のギター小僧だったおじさんたちは、
楽器から遠ざかってはいても、常にギターへの愛を心に持ちつつ音楽を聴いてきたので、
生半可なギターは、心中ハナで笑い飛ばしています。
でも、「コイツはデキル!」と思った瞬間、
ギター愛が炸裂するらしく、
演奏休憩時間になった途端、たまらずギタリストに話しかけにいくのです。

セットが終わったばかりで、楽器を拭いたり、譜面を整理している最中なのに、
「私も実は若いころはやってまして」、とつかまっているギタリスト、
よく見かけます。
「よろしければ一杯どうぞ(休憩時間中ずっとお話していたい〜)。」

そうすると、女性客が来ていても、挨拶には行けないし、
ジャズクラブが初めての女性客には、ウッドベースとかサックスの方が
「いかにもジャズってカンジ」だし、
ピアノは「私も昔習っていた」し、
なかなかギタリストに近寄ってくることは少ない。。。という状況、
私のまわりだけなんだろうか(求ム目撃情報、体験談)。

本人たちは、「高校時代、女の子にモテたくてギターを始めた」という人が多く、
実際何人かは「バンドやってた時は、結構モテた」らしいのですが、
今、彼の教室の生徒さんは、先生を慕う男ばかり。。。

ちなみに、私調べでは、
この傾向は、「ジャズギタリスト」に最も顕著で、
フラメンコとか、ブラジル音楽とか、
アコースティックな方向のギタリストはこの限りではありません。
モテたかったらガット弦をはれ。
(しつこいようですが、個人の感想です











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News! 
4/30(木)@大塚グレコ リーダーライブいたします。
超素敵演奏会「月夜の散歩」Vol.2 5/7(木)@高田馬場サニーサイド 開催いたします♪



子供の頃、ひどい喘息持ちだったので、今でも風邪をこじらせて、たまにそれっぽくなります。
近頃もそのケがあったので、病院でどっさり喘息の薬をもらい、
咳を抑えて仕事をしているわけですが、
喘息の薬というのは、激しい発作をぴたっっっ、と止めるものなので、
これを飲むと、咳は止まるのですが、なんというか、エリ首をつかまれてぶらさげられている猫のような感じになります。

で、仕事の現場に行って、初めてご一緒するミュージシャンの方がいても、
エリ首をつままれたまま接しているので、若干無愛想になってしまうのが悩みです。

そしたら、先日、ライブの主催者の方に、
「ピアノの廣田さんのイメージを、動物にたとえると、コアラのようでして」
と言われました。
そうか。この感じは猫じゃなくてコアラだったか。

最近は大好きなブルガリの香水を中止して、
のどにいい、ユーカリのアロマをマスクやのどもとにつけているのも、
コアラっぽいイメージを助長しているかもしれません。。。

ですので、近々お会いするみなさま、
ピアニストは今、コアラになっているので、多少口数が少なくてもお許しください。
(演奏には支障ございませんので念のため)




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NHK出版新書から出ている「踊る昭和歌謡~リズムからみる大衆音楽」(輪島裕介)
という本、めちゃ面白いです!

著者は、ブラジル音楽を演奏していた経験のある学者さんで、
日本の「大衆音楽」の歴史を、踊れるリズム、という切り口で解説しています。
この「踊る」っていうのは、当たり前すぎて、
でもミュージシャンやっているといつのまにか忘れてしまうポイントでもあります。

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で、ちょっと話は長くなるのですが、
もう10年以上前のことになりますが、
ダンスを習いにいっていたことがあります。

そのころ参加していた「黒船レディと銀星楽団」のお客様で来ていた男の子たちが
「今度渋谷でスイングダンスのイベントをやるんですよ~」って言っていたので、
「え、こんな若いコがスイングダンス???社交ダンスじゃなくて???」
と興味半分のぞきに行ったら、

踊らん哉2

渋谷のクラブのフロアに大音量でかかるスイング、ジャイブ、ロカビリー、
ジャズに限らず、ハネ系のfinger boppinな音楽全般に合わせ、
20代の子たちがカップルで踊る踊る。
リズムに合わせて、くっついたり離れたり、くるくるまわったり、
横に並んで二人三脚みたいに足をふりふりしたり、
グレンミラーはもちろん、
パーカーの「Now the time」まで踊り倒し(ベースソロではさすがにフェイドアウトしてたけど)
ている様を見て、
私の脳内でびかっと花火があがったのです。

そのときの自分は、ピアノにかじりついて、
「弾いても弾いてもうまくなんないな~」とか
「ジャズやるんだったら、いつかはアウトしないとな」とか、
「ポリリズムも勉強しないとな」とか、カリカリしていた時期だったのですが、
「あ。。。私が最初にジャズってイイなと思ったのって、コレだったんだ」と再発見したのでした。

で、そのとき踊りに来ていた、主催者の男の子たちの師匠という方が開いている
「Lindy Hop」のダンス教室にでかけ、入門したのですが、
月に1回か2回しか行けないんじゃ習得できるはずもなく、
しかもカップルで踊るダンスだったので、パートナーがいないと練習もままならず、
と、いうか、そんなに運動神経がいいわけでもないし、
とかやっているうちに、仕事が忙しくなってうやむやになってしまいました。

でも、レッスン中、「このステップをやってみましょう」といって、
ベイシーやピーターソンに合わせてステップを踏むのは、心底楽しかったし、
しばらくはその感じを思い出しながらピアノを弾いたりしてました。
1週間もすると忘れちゃうんですけどね。

で、自分が踊っている姿は案山子のようなので人にはお見せしたくないですが、
最初に「これって素敵~」ってスパークした、あの時の花火はホンモノで、
私は「音が躍っている音楽」が好きだ、ということを再認識させられたのではないかと思います。
うまく言えないんですけどね。

踊らん哉3

「踊る」ということの楽しさが、音楽業界を盛り上げてきた大きな火種で、
それはいつのまにか「カラオケボックスで自ら歌う」「クラブでDJセレクトの音源で踊る」
「生演奏は座って聴くもの」というように世の中変わってしまったわけですが、
実際自分でその楽しさを体験してみたら、
いろんなものを聴く耳が変わりました。
私自身は、映画とラジオで音楽にはまったので、
「踊る」という視点はかなり新鮮でした。
いえ、正確にいうと、スクリーンのフレッド・アステアに魅かれて、「ジャズ」ってイイなと思っても、
「ジャズ」全般が「そうである」わけではなく、
その音楽のどのポイントが自分を引き付けたのかということ、
について自覚がなかったなと。
踊るのがオレの青春だった、みたいなカッコイイkidsには逆に理解しにくいでしょうが。。。

自分にとって大事なのは「踊らせるほどの躍る音」。
今では、指に踊ってもらって「躍る」音を目指しているわけです。
(かといって、バリバリダンサブルな音楽をやるんでもないんですけど)

長かった。
本の話に戻ります。
文中の楽曲をyoutubeで聞きながら読んだら、
今まで出会ったベテランミュージシャンから聞いた、バンド華やかなりし頃のこととか、
ライブ中に突然踊りだした年配のお客様の「ハマジル」(「横浜ジルバ」のことだそうです)がなんだかカッコよかったこととか、
さらには、
歌伴でチャチャのイントロを出したら、ドラマーのおじさんから「そのイントロじゃ踊れねえ」と叱られたこととか、
セッションで「Blue bossa」をやると、「これは『ボサノバ』じゃない!」とブラジル音楽好きが不機嫌になるとか、
オバQのキャラクターに「ドドンパ」みたいな名前のヤツがいたなとか、
とにかく、いろんな経験が湧き出して、いま脳内盆踊り中。

私の個人的な感想も混ぜて綴ってしまったので、
本の内容がわかりにくかったかもしれませんが、
ぜひ!音楽好きな方は、読んでみてください。
同じ著者の前著、「創られた『日本の心』神話~『演歌』をめぐる戦後大衆音楽史」(光文社新書)
も、ただいま読み進み中ですが、同じく、オススメです。




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来タル3/5(木)、超素敵演奏会開催シマス。→コチラ

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第6位 龍角散のCM
もらったアメをなめながら
「香川照之が時代劇仕立てでやってるCMの音楽が、
アイリッシュぽいんだけど、とってもいいよね~」
というと、「うち、テレビないから」との返事。
これが最近だけで5回くらいありました。
結論。私にのどアメをくれる人は、テレビを持っていない。

第5位 Herb Alpert&ティファナブラス
オールナイトニッポンのテーマでお馴染みの、あのサウンドです。
あるセッションでこのバンドのまるまるコピーを何曲かやってトリコに。
ポップなサウンドが70~80年代特有の空気を彷彿とさせて、
なんだか喫茶店でインベーダーゲームがやりたくなる感じ。
アレ?おかしい。リアルタイムじゃないんですが。
問題は、転調の嵐と、初見じゃ厳しい拍数展開。
それから、アレンジが完ぺきすぎて、ピアノ必要ないじゃん、って弾きたくなくなること。
 
第4位「コワリョーフの鼻」
という、中島京子さんの短編なのですが、
もとネタになったゴーゴリの「鼻」という奇抜小説も、相当な代物で大好物。
女性に対する目線がいじわるな小説はニガテですが、
中島京子さんの本は、どれも
女性のちょっと小ずるいとこがキュートにとらえられていて、ほっとします。

第3位「Long Train home」(Pat Metheny)
帰宅してTVをつけたら、
東京MXテレビでアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」をやってて、
その最後のタイトルバックでコレが流れていた。
この大名曲をバックに、画面では濃い登場人物たちがジョジョ立ち。
やるな、MXテレビ。深夜に斬新すぎる。。。
(MX制作じゃないのかもですが)

第2位「星から降る金」
「モーツァルト!」というミュージカルの曲らしいのですが、
あるミュージカル女優さんのミニコンサートで伴奏していて、
弾きながら涙出てきました(その方の歌がすごかったのもありますが)。
私はこのミュージカル、知らなかったのですが、
見てみた~い。
のぞむように生きるなら、ひとり旅に出るのよ~

第1位「地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇」(竹内正浩/中公新書)
自転車で、幹線道路の喧騒を避けたいばかりに、地図でみつけた裏通りへ。
そこには、予想もしない、激!!!坂があって、
しかも下っただけじゃなくて、上りもハゲしく、「うっそー」って感じでした。
初台の交差点から、甲州→西参道→代々木、という経路でいくだけなら、
全部平らだから、裏道にそんな谷を隠しもっているなんて、まさか、予想もできなかったのです。
おそるべし、東京トラップ。
あとで、この本を読んだら、岸田劉生も描いた「切通しの坂」ということで、
写真までのっていました。
本全体は、中沢新一さんの「アースダイバー」をさらに詳細にしたみたいな内容で、
でも「なぜ谷筋に商店街が発達するか」とか「なぜ寺社は崖っぷちに存在するか」とかの疑問についても、
納得できる考察が書いてあって、とても面白かったです。
東京の高低差をジオラマにするシリーズがあったらぜひほしいな。
23区を毎月あなたのもとに。第一回配本はスカイツリーのある墨田区を、なんと980円で!!!
とかね。

ブログなんだから、こういうこと、毎日コツコツ書けばいいのですが、
ついついたまってしまったので、一挙ランキング形式で放出してみました。
ほかにも、毎日の演奏ではいろいろ感動とか事故とか冒険があるんですが、
文章にすると減ってしまいそうで、難しいです。
気になる方は、ぜひ、ライブハウスに足をお運びくださいませ。

















テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

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Information

廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • Author: 廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)
  • 東京都中野生まれ。かに座AB型

    廣田ゆり(ひろたゆり/ピアニスト・作曲)プロフィール

    ジャズミュージシャンとしての活動のかたわら、スウィンギー&スウィートな音楽性で、ノスタルジックポップスバンド「黒船レディと銀星楽団」(2011年韓国自動車CMへの楽曲提供)、大人のためのカフェミュージック「Malt Oriental」、エキゾな「モスランズ」、バイオリンとコンガを主軸とした「月夜の散歩」など、独自の音楽世界にたずさわって、ユニークな活動を続けている。

    ボーカリストに寄り添うピアノ伴奏スタイル、古い映画音楽のような、ロマンチックなメロディメイキングのセンスに高い評価がある。

    リーダーCDに「ザ・ローリング・リリー~リリー婦人の7分半ピアノロール」(2009)、「ノミのサーカス」(2015年8月)、「月夜の散歩」(2017年7月)など。

    大事にしていること。明日はどうなるかわからないからこそ、音楽によって、その場の空気を多数の人とわかちあえる瞬間。

    趣味。月夜の散歩。自転車で東京都内をめぐること、お茶を飲むこと、。本を読むこと。絵を見ること。昼間のビール、夜更けのワイン。

    Youtubeチャンネルは、
    Malt Oriental→https://www.youtube.com/channel/UCtncA4yrisZdWTLfwPDzAbA/
    (コピペしてください)

    レッスンもいたします♪
    生徒募集中。
    コメント欄に管理人宛にコメントを送ってください。

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