News! 12/14(月)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar 11月のスケジュールはコチラ 12月のスケジュールはコチラ 「ゴキゲン」が絶滅の危機に瀕しているらしい。
先日共演したあるミュージシャンの先輩から、
「最近は生徒に『ゴキゲン』と言っても意味が通じない」
という話を聞きました。
これは由々しき問題です!
別に「ごきげんようの」学校を卒業したからいうわけではないですが、
「ゴキゲンなジャズ」は私の音楽を導く北極星であり、
リスナーとしても昔から大好物なものなのです。
言葉がなくなるということは、
巷では、あまりそういうジャズを見かけなくなってきているのか?
そういえば、ジャズには「不機嫌」(?)を全面に噴出させているものも
少なくない。
でも、「ゴキゲン」、いいのになあ。
あの、聴いた瞬間、いい気分になっちゃうウキウキ感を、
最初にこう表現した人はエライと思います。
多少難をいうとすればカタカナ表記すると、あの虫に字面が似ている、
ということだけか
スタン・ゲッツの人生は決して「ご機嫌」続きではなかったようですが、
音楽は終始、「ゴキゲン」だったと思います。
村上春樹さんのジャズ本の翻訳は、ジャズバー経営者だっただけあって、
本当に臨場感あって、素晴らしいです。
機会あれば、春樹さんに、「ゴキゲン」は英語で何というのか、
教えてもらいたいです。
【“ゴキゲン保存委員会”の続きを読む】
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News! 10/12(月)、11/12(木)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar 9/24(木)リーダーライブ@高田馬場サニーサイドwith 塩川俊彦(Gt)玉木勝(B) 9月のスケジュールはコチラ 「ウエストコーストのレコードコレクションを処分するんだけど、
何かほしいのありますか?」
と聞かれて、
即答したのがこれ。
もちろん、いいレコードはいっぱいあるんですが、
部屋に飾りたいジャケットNO.1、という観点で選んでしまいました。
Tさん、ありがとうございます♪
「Chet Baker &Crew」ジャケットは、ウィリアム・クラクストン撮影。
夏も終わりですね。
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News! 7/6(月)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar 6月のスケジュールはコチラ コロナ休みのおかげで始めました、
俳句 。
高校生の時、正月の歌会始めにむけて短歌を作らされていたのですが、
あれは、何ていうか、向いてませんでした💦
でも、俳句は、「プレバト」が好きなせいもあるのか、
とても楽しく
、
うまいか下手かは別にして、向いているようです。
ついに俳号も決定いたしました。
「
とりす 」でございます。
楽しくて、いろいろ句集を眺めているうち、
アンテナに引っかかった名前。
「金子兜太」さん。
そういや、この方の色紙が実家にあったけど、
何だったっけ???
で、母に電話して聞いたところ、
「あなたのおじいさん(母の父)が水戸で旧制高校の英語の先生をしていた時
よくうちで句会をやっていたのよ 。
他に人が集まれる広い部屋がないから、
10畳の子供部屋を使わせてくれっていうんで、
句会のたびに追い出されたのを覚えているわ⚡️
その参加者に、当時高校生だった金子兜太さんがいたのよ」
私の祖父は、明治時代、
官費でロンドンに留学をしていました。
その先輩には、夏目漱石もいて、
漱石といえば、子規。
そんな経緯もあるのか、
当時の旧制高校の英語の先生は、俳句を趣味とする人が多かったそうです。
「句会は、
はせがわ さんのおうちと交代で開催してて、
他に、
でざわさんた さんとかがメンバーでいたわね」
母自身は、俳句はやらないのですが、
叔母(母の一番上の姉)は亡くなるまで地域の句会に参加していたとのことで、
知らなかったのですが、私の血筋は、俳句好きが多かったのでした。
不思議です。
そんな話、とんとしてなかった(してたかもしれないけど、覚えていなかった)のに、
ここにきて、私が俳句好きになるなんて。
コロナ自粛も悪いことばかりではなかったのでした。
歯を投ぐる いらかの波に 虹立てり とりす
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News! 5/25(月)、6/8(月)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar 5/25ライブは中止になりました。 Facebookで、好きなシンガーを4人挙げてください、
という企画をもらったので、書いた文章。
ブログにも転載させていただきます。
まずはこの人。
ブロッサム・ディアリー 。
声の可愛さに加えて、
キュートにスイングするピアノ。
そして、この人のオリジナル楽曲には、
いつも心掴まれています。
「Sweet Georgie Fame」
「They say it's spring」
「Winchester in Apple Blossom time」
「Touch The Hand Of Love」
特に、「林檎の花咲く頃のウィンチェスター」、という曲は、
心に染み入ります。
2人目は、
チェット・ベイカー 。
私は大昔、学生バンドでトランペットをやっていた(超下手)のですが、
先輩が、チェットの「枯葉」というアルバムを貸してくれて、
「女性ボーカル入りのトランペットアルバム」だと勘違いしてました。
トランペットはいいけど、このボーカルはちょっとね。。。などと😅
その良さが本当にわかるようになったのは、
その何年もあと、
パルコ劇場でチェットのドキュメンタリー映画、
「Let's get lost」を見てから。
ふふふ。最初の公開の時に見たんですよ〜。すごいでしょ?
とにかく、この人の音楽はすごい。
3人目。
ベタなようですが、
エラ・フィッツジェラルド 。
一番最初に聞いたのは、
「at the Opera house」のライブですが
声の艶、豊かな音量、のびやかな歌声にやられました。
そのパワーが遺憾なく発揮されているのが、
「Jazz at Santa Monica Civic' 72」。
カウント・ベイシー楽団をバックに歌う
彼女の「Shiny stockings」を聴くと、
「無敵」という言葉が浮かびます。
もちろん、CozyなDUOシリーズも好きで、
オスカー・ピーターソン、ジョー・パスとのDUO
サッチモとのDuetなども愛聴版です。
エラにハズレなし♪
4人目は
またまたベタですが
ナット・キング・コール 。
この人の、ピアノの方から先に好きになったので、
オーケストラとやっているよりは
こういう小編成のアルバムが好きです。
なんというか、
心にいつまでもろうそくの灯りをともすような
ほっとする音楽だなと
思いました。
気のおけないバンドの雰囲気に、チャーミングな声、
じんわり染みて、安心する歌です。
この歌に出会えてよかった。
人生の宝物です♪
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News! 6/8(月)廣田ゆりピアノトリオwith 山村隆一(B)&金井塚秀洋(Ds)@赤坂G's Bar ストライドピアノ、とは、
ラグタイムから派生した
ピアノ奏法です。
ラグタイムだと、ずん、ちゃん、ずん、ちゃん、という
縦の動きだけなのですが、
私見ですが、ストライドは、それに和声の横の流れが少し加わっているように思えます。
James P.Johnsonに始まり、
アート・テイタム、ファッツ・ワラー
テディ・ウィルソン、ハンク・ジョーンズと、名手はいっぱいいて、
ウディ・アレン映画からジャズに目覚めた私には、10代の頃からの憧れの奏法です。
憧れてないでやってみればいいじゃん!
と、
楽譜や教則本を山ほど購入し、
練習を重ねたのですが、手を痛める⚡️ことしばしば。
ストライド奏法は、左手が10度(例えばドからオクターブ上のミまで)で動き、その重厚なサウンド構築の上に
華麗なメロディが載るという構造の音楽なので、
10度が届かない(ていうかOctaveがやっとな)手ではそもそも不可能だったのでした。
ラグタイムならね、なんとかなるんですけどね。
じゃなくて、横の動きのあの感じ。。。
そもそも、日本にもストライドの名手はいっぱいいて、
そのダイナミックでスウィンギーな素晴らしい演奏を聴くたび、
いいなあ。。。
でも、小さな手の人間が何もムリしなくてもいいよね。
と、自分を納得させようと思っていました。
しかーし。
情熱(妄執?)を再燃させたのは
日本のテディ・ウィルソンと呼ばれた往年の名手A氏に
手を見せて頂いたときのこと。
氏の手は、私とほぼ、同じサイズだったのでした その時、私の心に芽生えた奇跡のタネが、
このstay homeの暗く広大な土壌を得て、
ゆっくり芽を出しました🌱🌱🌱
前回ブログにアップした、「If I Could be with you」は、
私なりの小さい手のストライドピアノでございます。
もう1回聞いてみてくださる方は
コチラ をクリックしてみてください。😊
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